キングペンギン (撮影 オーストラリア マクオリ島) 二羽仲良く歩いている。  | Home | 写真貸し出しメールサイトマップお問い合わせ
 | プロフィール | 主な仕事 | tiny@mtj.biglobe.ne.jp 
 
(株)タイニーリンクス TEL 04992-2-3836  FAX 04992-2-3836

●●エコツーリズム [目次]

エコツーリズムって何?
自然を体験するエコツアー
自然を満喫するエコツアー
自然を考えるエコツアー
エコツアーに参加するために
エコツアーへの提案


エコツーリズムって何?

 「エコツーリズム」を、日本語に直訳すると、「自然環境保護観察旅行」となります。なんだか、めちゃくちゃお堅い旅行のようですよね。自然を満喫する旅行、自然を体験する旅行、自然を考える旅行。でも、これだけでは、何をする旅行なのか、どうもピンときません。私のエコツアーに対する第一印象は、「学術的でややこしそうな旅行だな。せっかくの旅行なのに、勉強するのはちょっと・・・」という感じでした。自然や生き物が好きなことにかけては、自信はあります。でも、自然保護観察というところで思い出したのは、学生の頃の研究。自然保護とか、環境問題とか、言っていることが、とっても正しいことはわかるんです。でも、研究の持つ独特な雰囲気にどうしてもついて行けなかった。

 初めて参加しようとしたエコツーリズムは、自然環境がテーマな上、外国が舞台でした。難易度さらに倍。エコツーリズムは、本当に楽しい旅行?私の英語力で通用するの?私の体力で大丈夫?環境問題に対する厳しい姿勢とか必要なの?そんな根本的な不安を、たくさん抱えて、初めてのエコツアーに参加しました。実際に、エコツアーに参加してみたら、初めに持っていた不安なんて、きれいさっぱり吹っ飛び、予想もしてなかったおまけが、たくさんついてきました。



自然を体験するエコツアー


インドネシア ホガに向かう船 とても美しいサンゴ礁の島、インドネシアのホガ島でのエコツアーに参加したときのこと。まず、日本から飛行機を2本乗り継ぎ、他のボランティア・ダイバーと合流。それから、地元のフェリーに乗り込み、16時間、さらに、小さなイカダのような船(たぶん、普段は、荷物の運搬に使うような船だと思います)に乗って16時間。目的の島に到着するまでに、丸3日もかかりました。

 行くだけで、丸3日もかかる旅行!休みが取れないから、参加できないよー。そういう人もいるでしょう。でも、ちょっと待って。私は、ここが大切だと思うんです。一人で旅行していたら、3日間なんて耐えられなかったでしょう。でも、同じエコツアーに参加するボランティア達と話していたら、3日間なんてあっという間でした。国籍はバラバラですが、みんな海が好き、ダイビングが好きと、興味は一緒。これから向かう島の生活について、ダイビングについて、話はつきません。

 飛行機からフェリーそして運搬船と乗り継ぐごとに、文明から徐々に離れていきます。食事やトイレ、シャワーも、本当のインドネシアの生活へと、徐々に移って行きます。そうやって、自然に対する心と体の準備できた頃、サンゴ礁の美しいホガ島へ到着しました。「自然を体験する」とは、たぶん、こんなことなんだと思います。




自然を満喫するエコツアー

フィヨルドランドの夜明け ニュージーランドの南島では、フィヨルドランドをまわるクルーズ
のエコツアーに参加しました。フィヨルドランド一帯は、ほとんど住む人もいない秘境です。だからこそ、自然がいっぱい残っている場所、イルカやペンギンなど野生生物の住む場所になっています。このフィヨルドランドでは、2〜3時間のツアーに参加するのが、一般的ですが、私は、6日間かけて、フィヨルドの自然と生き物を観察するエコツアーに参加しました。

 フィヨルドランド一帯は、住む人もなく、当然ホテルもありません。参加者は、小型のヨットに宿泊します。6日間の間に出会った船は、1、2隻。私たちは、小鳥のさえずり、潮風の音だけを聞いて生活しまいした。新鮮な朝の空気を吸い込み、フィヨルドに落ちる夕景を見る生活です。森へ帰っていくペンギンのあまりのかわいさに感動し、船を追いかけているアルバトロスの優雅な飛翔を、心行くまで楽しむ。森を歩き。オットセイと一緒に泳ぎ、イルカと泳ぐ。まるで、長い映画を見ていたかのような6日間でした。今でも、私は目をつむると、フィヨルドランドの自然を、鮮明に思い出すことができます。そして、とても、ゆったりとした気分になります。

 もし、2〜3時間のツアーで、高速ボートで、大人数で訪れたのだったら、まったく、違った思い出となっていたでしょう。もし、自然を訪れるのだったら、このような滞在型するということ、ゆったりとした時間を過ごすということ。自然を満喫するために、大切なことだと思います。



自然を考えるエコツアー

   一匹のオコジョが、川を泳いで渡っていくのを見ました。エコツアーのガイドであるランスは、このオコジョを見つけるや否や、杖でこのオコジョを殴り、殺しました。このハプニングに、私たちは一瞬何が起こったのか、さっぱり分からず、しばらく、誰も口を利くことができませんでした。ランスは、ゆっくりと、でも、しっかりと、どうしてオコジョを殺したのか説明しはじめました。

 オコジョは、もともとニュージーランドに生息していた動物ではなく、移住したイギリス人によって持ち込まれた動物です。小柄なイタチのような動物で、増えすぎたウサギを退治するために、持ち込まれました。天敵のいないニュージーランドは、それまで、飛べない鳥類の楽園となっていまいした。そこへ持ち込まれたオコジョにとって、飛べない鳥達は、格好の餌となり、今では、何十種類の鳥類が、絶滅に危機にさらされています。このオコジョを減らすために、罠をしかけたり、様々なことを試みている。そういった経緯について、説明してくれました。

 その後、参加者の間で、このことが、何度か話題にのぼりました。「君は、どう思った?」「私は、こんな風に感じた。」国も違えば、環境問題に対する、バックグラウンドも違います。環境問題に関する知識も、個人によって、バラバラです。まるで、小さな自然環境フォーラムが、行なわれたかのようでした。それまでは、本の中の知識でしかなかった環境問題が、現実の意味を持ちはじめたのです。ランスは、私たちにこういうことを考えさせるために、オコジョを殺したのではなかったと思います。でも、私たちにとっては、「自然を考える」エコツアーになったのは、確かだったのです。



エコツアーに参加するために

 エコツアーの魅力、わかって頂けたでしょうか?海外のエコツアーに参加するに、どうしてもクリアーしなくてはならないこと。それは、”休みと英語力”。一日だけでも参加できるエコツアーもあります。でも、二週間の休みが取れると、参加できるエコツアーの幅が広がります。私も三年間のサラリーマン経験があるからわかりますが、二週間の休暇なんて、そう簡単には、取れないですよね。そういう時は、ぜひ、この私のホームページをプリントアウトして、私の雑誌の記事の切り抜きを持って、会社の上司の方に、「この旅行に参加したいので、二週間の休暇を下さい」と直訴してみて下さい。

 私は、皆さんが、長い休暇が取れるようになることを、心から応援しています。私の記事で、上司が二週間の休みをくれた!そんな記事が書けるように、頑張ります。エコツアーは、ボランティア扱いになるものもあり、会社によっては、ボランティア休暇をくれるところもあります。ぜひぜひ、皆さんも、こうやって休みを取ったよなどなどご意見を、シーサイドカフェに寄せて下さい。

 それから、もう一つ肝心なのは、英語力。海外のツアーに参加する場合、英語ができないと、世界からの旅行者と語り合えず、エコツアーの楽しみは、半減してしまいます。でも、今、英語ができないからって、エコツアーを諦めないで。通訳のような英語力が必要なわけではありません。基本的な英語力をつければ、充分参加できます。私も、留学経験があったわけではなく、英語はかなり苦手な方でした。CD、テープ、英会話教室、書籍などを使って、社会人になってから英語力をつけました。エコツアーに参加するには、日常英会話力が必要と言われます。この日常英会話というのが、幅が広すぎて、実際どれくらいの英語力が必要なのか、実際参加してみないと、わからないことが多いです。私は、TOEIC600点というのが一人で参加できる目標だと思います。エコツアーに行ける英語力をつけたい!というページを作りましたので、よかったら参考にしてください。


エコツアーへの提案

 エコツアーが、人と自然をつなげる素晴らしい旅行のように書いてきましたが、エコツアーは、まだ完成した旅のスタイルではありません。日本でも、世界のあちこちの国で、新しいエコツアーが生まれ、育っているそんな時期なんだと思います。エコツアーを作り出す人々も、常に模索しています。来年は、少しでも良い旅行にできるようにと、主催者側も、ツアー内容を見直したり、インタープリテーション(自然案内)の技術を高めたり、設備を改良したり、交通手段を変更したり、絶えずそういう工夫をしています。

  「この点は良かったと思う。こんな所は、改善した方がいいかも。私は、こんなことを考えた。こんな面白い体験ができたよ。」エコツアーを体験したあなたに、ぜひ、いろんな事を発言して欲しいと思います。このホームページは、そのための場所として、提供しています。そういった皆さんの意見が、世界中にエコツアーを生みだし、エコツアーを更に良い物へと変えていくでしょう。

 そして、「世界中で、もちろん日本にも、素敵なエコツアーがたくさん開催されるようになること。そのエコツアーに参加できること。皆さんからの楽しいエコツアーの報告が、たくさん聞けること。」これが、私の夢なのです。

2000年 五月晴れの午後に

西森 有里


[TOPに戻る]


| Home | お問い合わせ写真貸し出しメールサイトマッププロフィール | 主な仕事 |
tiny@mtj.biglobe.ne.jp(株)タイニーリンクス TEL 04992-2-3836  FAX 04992-2-3836
COPYRIGHT (C) 1998 -2006 YURI NISHIMORI